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「丼」じゃなくて「#」で読み解く、現代社会

25杯目:ミレニアルズの5人に1人が、「セクシャルマイノリティ」だと自認する時代。#TRP2017|「丼」じゃなくて「#」で読み解く、現代社会

Apr 27,2017

1980年代以降に生まれて2000年代に社会に出る、「ミレニアルズ」と呼ばれる世代。彼らは上の世代と比べ、自分のセクシュアリティにオープンな傾向があるという。それを教えてくれる研究結果がアメリカで発表された。

Photo by Glenn Halog

20%以上が「セクシャルマイノリティ」を自認するミレニアルズ

 アメリカの「GLAAD(中傷と闘うゲイ&レズビアン同盟)」の調査によると、アメリカの18歳から34歳のミレニアルズのうち20%がLGBTQだと自認している。また、12%がトランスジェンダーまたは自分のジェンダーアイデンティティが「既存の性役割」に当てはまらないと答えている。したがってLGBTQを自認していなくても自らのジェンダーアイデンティティが「既存の性役割」に完全には当てはまらない人も存在し、2つのデータの人々は重なりあうため、それらを全てセクシャルマイノリティだとすると、のべ32%のミレニアルズがセクシュアルマイノリティであるという結果だ。

 ここからわかるのは、彼らが上の世代とは異なり、セクシュアリティの種類の多様性が認められていく社会の流れのなかで育ってきたということだ。人々は男性か女性、同性愛か異性愛など2つに分けられた選択肢のどちらかに自分を当てはめることなく、自分のアイデンティティを柔軟に捉えられるようになっているのだ。(参照元:GLAAD, Konbini

「ジェンダーフリー」な子供服売り場を求めた5歳の女の子

 5歳のアリス・ジェイコブちゃんは、スーパーヒーローや車、恐竜が大好きな女の子だ。彼女は母親とギャップキッズのオンラインショップを見ていたとき、「ピンク色」や「ディズニープリンセス」で溢れる“女の子向け”の洋服ページに違和感を感じた。そして、カジュアルアパレルブランド「GAP(ギャップ)」宛にメールを送ったという。

Photo by Peter Roome

Photo by Peter Roome

 その内容は「女の子向けの服にはピンクやプリンセスのデザインばかりです。でも男の子の洋服にはスーパーマンやバッドマン、ロックンロール、スポーツのようなクールなデザインがあります。そういうのが好きな女の子はどうしたらいいですか?」「クールな女の子向けの服を作ってくれませんか?それから、男の子や女の子のコーナーに分けるのではなく全部キッズコーナーにしてくれませんか?」というものだった。

 ギャップのCEOは彼女のメールに「あなたの言う通り。私たちもあらゆる人を惹きつける選択肢を提供するべきです。デザイナーたちと話してもっと面白いものを作ることにもなりました。きっとあなたも気にいるでしょう」と返信している。

 多くの子供が少なからず抱いたかもしれない“女の子らしさ、男の子らしさって何?”という疑問をアリスちゃんがアパレルメーカーにぶつけたことが、子供服のジェンダーレス化を促進することになりそうだ。(参照元:Konbini, Fortune

トランスジェンダーの子供たちをサポート。#ProtectTransKids

※動画が見られない方はこちら

 「トランスジェンダー(生物学的な性別と自認する性別が異なる)」の子供たちとその親が出演する心温まるような動画が、動画コンテンツの制作や配信を行なうThe Scene(ザ・シーン)により先日公開された。トランスジェンダーの子供たちは、自らの性別に対する確信を持てないだけでなく、それを理由にいじめや排除の対象となってしまうことで苦しむことが多いが、この動画ではそんな彼らが「私は希望だ」や「私は私のままで愛されている」などの親が伝えた言葉を復唱することで、自分に対する自信を持たせるねらいがある。当事者のために環境や法を整備するだけではなく、彼らの存在を「認める」ことも重要なサポートの1つなのだ。(参照元:GOOD, COURRIER JAPON

「偏見に打ち勝て」。セクシャルマイノリティを支援するブランドたち。

 いくつかのグローバルブランドがセクシャルマイノリティの支援しているのを知っているだろうか?今年も東京で行われるレインボープライドのスポンサーには、ギャップやディーゼル、ラッシュなどが参加している。また今季はLevi’s®(リーバイス)が「Fight Stigma(偏見に打ち勝て)」というメッセージを込めた「リーバイス® 2017プライドコレクション」を発売した。

Photo by Levi’s®

 リーバイスはHIV/AIDSの分野を中心にLGBTQコミュニティに対しての支援を行なってきており、HIV/AIDSの患者やセクシュアルマイノリティの人々が立ち向かわなければならない偏見を取り除くことの難しさを知っているようだ。

“問題の大きさに関係なく、不名誉なことや社会的な偏見に立ち向かうことは大事です。そして現代が抱える様々な問題に対して立ち上がることは、私たちの義務であると考えています”

リーバイスのチーフ・マーチャンダイジングオフィサーであるグラント・バースの言葉
(引用元:Levi’s®

Photo by Levi’s®

東京でレインボープライドに参加しよう。#TRP2017

 性別やセクシュアリティが多様なものだという認識を持ちながら育ってきた若い世代。彼らは上の世代を巻き込みながら今後社会をどのように変えていくのだろうか。昨年も東京で盛り上がりを見せた「レインボープライドウィーク」が、今年は4月29日から5月7日まで開催される。

 最終日の5/7には代々木公園での「レインボープライドパレード」が予定されており、セクシャルマイノリティを支援するアパレルメーカーのアイテムを身につけて多様性を祝福したり、子供と一緒に参加したりして多様性について考えさせるのもいいかもしれない。

 その他にもセクシュアルマイノリティの歴史の展示から、セクシュアルマイノリティの若者向けのピクニック、中島美嘉らのシンガーが登場するスペシャルライブまでさまざまなイベントが用意されている。また、東京レインボープライドのキャンペーン参加協力店を2軒以上まわると、新宿2町目で開かれるクロージングパーティーの入場が無料になる。ゴールデンウィークには多様性の尊重を目指す東京を感じに、#TRP2017のイベントに参加してみてはいかがだろうか。(参照元:TOKYO RAINBOW PRIDE)詳しくはこちら

Text by Shiori Kirigaya
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