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ENVIRONMENT

スウェーデンで誕生。“ゴミ”しか売らない「ゼロウェイスト・ショッピングモール」

Apr 14,2017

スウェーデンではここ10年間でリサイクル革命が行われた。1975年の時点で家庭のゴミの38%しかリサイクルされていなかったのに比べ、現在は約99%がリサイクルされているそうだ。(参照元:sweden.se)これは政府が率先して「ゼロウェイスト」を目標に掲げ、国民の意識を変えたからだろう。さて今回は、そんなリサイクル大国ならではのショッピングモールを紹介したい。

 スウェーデンならではのショッピングモールとは、ストックホルムの北に位置するレトゥーナ・ーテルブルクスギャレリーア(ReTuna Återbruksgalleria)。2015年の8月にオープンしたこのモール、なんと商品が100%リサイクル、アップサイクルまたは修理されたものというから驚きだ。

 チェーンのお店やブランドが利便性のためにひとつの建物の中に詰め込まれたショッピングモールはよく資本主義の具現化として語られる。それをあえて、リサイクルやアップサイクルなどある意味、非資本主義的なもので埋め尽くしているのが面白い。

 市やNPO、そして地元のお店などが協力して仕掛けるこのモールは「買い物の常識を覆す」ことが目的だそうだ。シェアリングエコノミービジネスの導入にも積極的で、「持続可能性とは我慢することではなく既存の物を利用して多くを達成することだ」というメッセージを消費者に送る。(参照元:Triple Pundit

 忙しい毎日を過ごしているとつい忘れがちだが、地球の資源は限られている。去年、私たちは地球の1年分の資源を8月8日の時点で使いきっていた。今の消費活動を続けることは人類の存亡を危険に晒しているのだ。だからこそ、既存の物を利用することは必須なのかもしれない。

 リサイクル大国だからこそ実現できた100%リサイクル、アップサイクル、修理された商品で成り立つショッピングモール。「もったいない精神」を持ち、世界的に見ても技術が高い職人を多く輩出する日本でも、消費者の意識さえ変われば実現不可能ではないだろう。

 まずは、私たち消費者が資源の大切さを再確認し、必要のない消費を減らし、すでに存在しているものを利用していくことを望むマインドシフトをしていくことが必要になってくるのではないだろうか。

All photos by ReTuna Återbruksgalleria
Text by Noemi Minami
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