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生理の血は美しい!この世のタブーは最高のアート

Dec 27,2015

この世には”タブー”とされるものがたくさんある。生理もそのタブーのうちのひとつだ。会話のなかでは、別の言葉に言い換えたり、ナプキンも見えないようにトイレにもっていく。血が白いパンツについているなんて御法度!そんなタブーを、アートにしてあえて見せているアーティストがいる。

(Photo by Tim Marshall)

(Photo by Tim Marshall)

ああ美しすぎる、生理の血!

(引用元: lili-murphy-johnson)

 リリ・マーフィン・ジョンソン。彼女は弱冠22歳にして、ジュエリー業界へ名前を走らせた。有名なジュエラー、ショーン・リーンの元で働きながら自身のコレクションをつくっているという。彼女のジュエリーのモチーフとなるのは生理にまつわる血やナプキン。インタビューによると、もともと、彼女は生理の時にとても辛くなる体質であることから、生理がいかに女性のからだに影響するかを、あえてポジティヴなアートで表現したのだという(参照元:Broadly.)。

 “恥ずかしい”対象である生理と“煌びやか”なジュエリー。生理がオープンに話すことの出来る話題になれば、生理用品が行き届いていない国のことにも目が向けられるかもしれない。タブーをアートというフィルターを通してみることで、みえてくるメッセージがあるのだ。

「タブー」は「世界一強いメッセージ」

 タブーがアートとなる時、それは強烈なメッセージを運んでくる。GUY LARAMEEというアーティストは2011年に衝撃の作品をつくった。広辞苑を使用して津波にみたてた作品である。

(引用元: GUY LARAMEE)

 東北大震災が起きてからしばらく、映画やドラマからは、津波を思わせる表現は排除された。津波や地震の表現への自粛ムードの中で、あえてアートとして人の目に触れさせた。何より2011年の自粛ムードの中で発表されたことに意味がある。文化の積み重ねである広辞苑が、津波として自然の一部になっていく作品からは、深い痛みが感じられると同時に、緊張をも感じる。アートとして残すことで、あの時の痛みを思い出すきっかけともなる。一見タブーにみえて、そこには強いメッセージや、そのタブーに対する尊重がこもっている。それを見逃してはいけない。

美しいとタブーは“紙一重”

 タブーだと思って、目を背けてきた問題はないだろうか。アートやファッションは、なにも自分を美しく飾るためのものだけではない。ショッキングな事象を、堅苦しくなくカジュアルにも伝えることができる。アートはタブーをタブーたらしめずに、目を向けさせる最初の一歩をとらせる方法である。いつか生理ジュエリーが、TOPSHOPなど有名アパレルショップに並ぶ時がくるかもしれない!アートの可能性は無限である。

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Text by Maiko
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