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ENVIRONMENT

「乗れなくなっても、好きだから」。両腕にタトゥーが入った美女スケーターが作り出すスケボーの第二の人生

Nov 25,2016

全米きっての「グリーンシティ」&「DIYの聖地」、ポートランド。

ヒップスターが集まるこの街で、最近、元気なスケボー女子が、使い古されたスケボーに「新たな命」を吹き込んでいる。

彼女が編み出したストリートを引退したスケボーを、ヒップに生まれ変わらせる方法とは?

(Photo by Lindsay Jo Holmes, MapleXO)

(Photo by Lindsay Jo Holmes, MapleXO)

スケボー愛が詰まった「メープルXO 」

 使い古されたスケボーのアップサイクルを手掛けるのは、15歳でスケボーの魅力にとりつかれたというリンジー。2010年に、自身のブランド「メープルXO」を立ち上げた。

(Photo by Rika Higashi)


 「アップサイクル」とは、不用品をゴミとして処理するのではなく、新たな価値を生み出すこと。メープルXOでは、スケボーの「ゴミ」を使って、クラフトジュエリーや雑貨を作っている。曲線を生かしたカラフルな商品は、スケボー仲間を超えて、ストリートやおしゃれなバーなどでも注目されている。

古いスケートボードの利用法

 「メープルXO」の工房に集められる古いスケートボード。板の部分は、丸く切り抜いた後、ゴツい電動工具をパワフル&繊細に扱う女子たちによって、一点もののバングルやイヤリングとして生まれ変わる。

(Photo by Lindsay Jo Holmes, MapleXO)

 また、タイヤは、片手に乗るサイズの小さな植木鉢として命を吹き込まれる。 手作業で1つ1つ取り付けられる足もいい感じだ。

(Photo by Rika Higashi)

スケボーになれなかった「ゴミ」にも注目

(Photo by Rika Higashi)

 リンジーは、スケートボードを作る工程で出る産業廃棄物、つまりスケボーになれなかった「スケボー以前のゴミ」にも着目。工場とタイアップし、本来なら捨てられてしまう板の残りを貼り合わせ、「スケーツ・スクラップ」を製作した。

 これは、カラフルなストライプを生かして、栓抜きやキーホルダー、指輪、ピアス、ペンダントトップなどに生まれ変わっている。

(Photo by Lindsay Jo Holmes, MapleXO)

スケボー仲間が集まる工房

(Photo by Lindsay Jo Holmes, MapleXO)

 「メープルXO」の商品が生まれる工房は、テナントの入るCO-OPスタジオ。リンジーがスケボーを通じて知りあった仲間たちが、それぞれの作品を作っている。例えば、ネオンサインやタトゥーマシン、イラスト、木工など…。スケボーの飾られた給湯室で、気の合う仲間と遊びについて話すのはもちろん、製作アイディアが自然に交換され、コラボ作品も生まれている。

 またショップは、世界から噂を聞きつけたスケボー仲間が訪れる「交流の場」にもなっている。日本からもガールスケーターのZine「暦」を発行するスケボー女子が訪れ、意気投合。一緒にスケボーにも出かけたそうだ。

 “スケボーをするようになって、世界が違って見えてきたの。スケボーを始める前は、歩道の縁なんか、見向きもしなかったのに!”

 彼女は笑いながらそう話す。好きなものと深く関わる中で「新しいものの見方」というのような感性が磨かれ、誕生したのがこのブランドなのかもしれない。

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Text by Rika Higashi
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