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IDENTITY

中指を立てるのではなく、懐かしの「ファックス」でトランプ大統領に反抗するアメリカのアーティスト

Apr 14,2017

学校や会社の資料をファックスで受け取っていた頃をみなさんは覚えているだろうか?遠い昔のように感じてしまう。インターネットの普及が進み、ファックスを使うことはほとんどなくなった現代…。

アメリカにはそんなファックスを使って、自分の信じる正義のために闘うアーティストたちが存在する。

 トランプ氏が大統領に就任して以来、アメリカの政治はジェットコースターのようだ。人種差別的な移民政策、今後10年間で2400万人を無保険者にしてしまうと懸念されるトランプケア(参照元:The Huffington Post①)など、アメリカ国民の反対活動のおかげで完全なる実現こそされていないものの、トランプ氏の見据えるアメリカの将来はすべての国民に優しい社会とは言い難い。エリート階級の白人以外のアメリカ人の将来は曇り空。

 そして2017年3月15日に行われた2018年度の会計年度予算案のひとつが、全米芸術基金や全米人文科学基金の廃止。(参照元:The Huffington Post②)これが成立してしまうと、言うまでもなくアーティストへの打撃は計り知れない。そこで全米のアーティストたちはなんと懐かしのファックスを使って反撃に出た。

 Artifaxと呼ばれるキャンペーンは、参加アーティストが寄付した反対声明アートをオンラインからプリントアウトし、「みんなでアメリカ政府に送りつけちゃおう」というもの。どこかユーモアがあり正直地味だが、大勢の人が実践すれば、アメリカ政府のオフィス内は相当迷惑すること間違いなし。現段階でアーティストや芸術団体が23作品を提供している。

彼らの作品の一部がこちら。

Chainmail by Leesh Adamerovich

The Light / The Vortex by Rachel Eulena Williams

Be Careful What You Wish For by Leesh Adamerovich

What You See Is What You Get by Grace Danico

Keep the Window Open by Sebastian Chen Speier

 現段階では少なくとも2000通以上がアメリカ政府に送られたという。なんともアーティストらしいクリエイティブな反抗活動ではないだろうか。誰でも簡単に参加できるところも重要だろう。何かが間違っていると思ったら解決するためにすぐに行動に出るアメリカ人のメンタリティーから、政治に興味がないと言われる日本人も良い社会づくりに関しては学ぶところがあるのかもしれない。アメリカ人のメンタリティーから、政治に興味がないと言われる日本人も良い社会づくりに関しては学ぶところがあるのかもしれない。

参加アーティスト Grace Danico

参加アーティスト Rachel Eulena Williams

All photos by Use All Five unless otherwise stated.
Text by Noemi Minami
ーBe inspired!

 

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